その後の話

...and they lived happily ever after.

ただいま

また南国に帰ってきました。

仕事ですが1日自由時間あり、住んでた家を見に行ったり、毎週通った目の前のモールに行ってみたり。

私の母親としての人生が0-7年分詰まっている場所。

 

前に来た時ほど辛くないのは記憶が薄れて感触が和らいでいるからかなと思う。人は忘れるから生きていける。古文の教師が言っていたのを今も何度も思い出す。楽しいこともたくさんあって、数え切れないほどの思い出、初めての息子の靴を買ったお店や習い事の場所、あらゆる記念日を祝ったお店、毎日散歩した川沿いの道、学校、病気になり苦しかったこと、2回の手術、半年聞こえなかった耳、天井とドアの境目を見るばかりだった日々、失ったこと、もの、得たもの。瀕死の私。生まれ変わった私。

 

人生は続く。続ける。やっていく。良いことも悪いこともある。良い時を全力で喜び、辛い時を耐えるための力を蓄える。永遠には続かないと信じること。生きていくということ。